沖縄食糧株式会社『国産健康十穀米』殿堂入り認定インタビュー

『国産健康十穀米』が初の殿堂入り認定

昭和25年創業以来、「食」の安心・安全・安定供給を使命とし、SDGsへの取り組みを推進するなど、沖縄県民の笑顔に貢献し、健康につながる雑穀にも力を注ぐ、沖縄食糧株式会社様。この度、日本雑穀アワード2023において、『国産健康十穀米』が3年連続金賞を受賞し、見事殿堂入りを果たしました。 今回、お話を伺ったのは、営業部で雑穀の流通拡大に取り組まれている、川満元暉さんです。雑穀エキスパート認定者でもあり、雑穀やお米の紹介で自社のYouTube番組にも出演されるなど、精力的に活動されています。


沖縄食糧株式会社 本社

今回、御社で初めての殿堂入りとなりますが、感想をお聞かせください。

率直に、目標を達成した!という想いでいっぱいです。この商品は販売数が伸び悩んでいた商品のリニューアルなんです。リニューアル前は販売数が伸びず、日本雑穀アワードでも銅賞や銀賞の受賞に留まっていました。そんな中、金賞そして殿堂入りを目標にしてリニューアルを行ったため、念願の夢が叶ったという気持ちです。

(左)営業部 部長代理 伊佐隼人さん (右)営業部 川満元暉さん

初めての殿堂入りをして、社内の反応はいかがでしたか?

殿堂入りを目指していたこともあり、社員一同、大変盛り上がりました。2年連続で金賞を受賞している「国産健康七穀玄米」にも、より一層期待が高まっているように感じます。弊社としては、今回殿堂入りしたからには、雑穀をただ売るだけでなく、雑穀の認知に努めたいという想いが一層強くなっています。

金賞・殿堂入りを目標にしたリニューアルということですが、開発で苦労した点はありますか?

一番苦労したポイントとしては、国産という部分ですね。国産の商品は安心・安全にご購入いただける反面、どうしても価格が高くなってしまいがちです。価格にも納得してご購入いただきたいからこそ、どうしたら安くご提供できるかを模索しました。 社内の雑穀アドバイザー資格保有者や管理栄養士の力を借り、栄養面も味覚面も満足できる商品に仕上げました。また、チャック式の袋で使用する分量を自由にできる点も考えました。雑穀をこれから習慣にしていきたい方は少量で、そして雑穀が好きな方は規定量よりも多めに、という形でお客様の好みに応じて量を調整できます。


金賞受賞実績を取り扱い店舗で展開中

金賞POPで受賞実績を紹介されて販売実績はいかがですか。

3年前の金賞受賞以来、売上は右肩上がりに変化しています。売上に伸び悩み、リニューアルした商品だからこそ、この変化は嬉しいですね。今年は殿堂入りしましたので、さらに売上が伸びるよう、より一層PR活動に力を入れていきたいと思います。

おすすめの使い方をご紹介ください。

一番はご家庭で白米から「国産健康十穀米」を混ぜた雑穀米に変えてお楽しみいただくことですね。白米を雑穀に置き換えることで、栄養価も高くなりますし、食感に飽きない食事になるかと思います。 弊社では毎年、お取引先の飲食店様と一緒に食のイベントを行っているのですが、その際、白米と玄米、そして「国産健康十穀米」を利用した雑穀米をご用意しています。普段雑穀米を食べていない方や、健康志向の方など多くの方に選んで頂いております。「この商品はどこに売っているの?」と聞いてくださる方もいらっしゃいます。単純な使い方ではありますが、それが一番美味しい、おすすめの使い方です。

今回の殿堂入りにより、雑穀市場や業界にどのような影響を与えると考えていますか?

実はこの「国産健康十穀米」はスーパーで販売しているだけでなく、飲食店や業務店、また病院や自衛隊にも納品している商品です。さまざまな形で活用されているからこそ、「国産健康十穀米」以外の商品や雑穀自体にも目を向けていただきたいなと思っております。 弊社だけでなく、他社様の商品を含め、業界全体へ関心を高めていただきたいですね。次回以降も日本雑穀アワードには多数の商品が出品されると思いますので、一般の方の目にも止まると嬉しいです。


3月9日『雑穀の日』に行われた金賞授賞式にて

沖縄県の雑穀は一般的ではないように思うのですが、雑穀事情について教えていただけますか。

石垣島産の黒米などは比較的メジャーではありますが、沖縄県全体として雑穀の生産量はあまり多くありません。環境や土地の広さなどもあり、雑穀の生産量を増やすのは難しいでしょう。しかしながら、他の都道府県と比較するとスーパーなどで雑穀の売り場が広く確保されています。沖縄県というと健康・長寿なイメージがあるかと思うのですが、そのイメージ通り、県民の健康意識が高く、栄養価の高い雑穀はとても人気なんです。ただ、現在は少しずつ長寿ランキングで順位を落としています。沖縄県民の健康長寿を取り戻していけるよう、雑穀を通して貢献していきたいですね。

雑穀に関係する沖縄県ならではの習慣を教えてください。

あまり知られていませんが、沖縄県ではお中元やお歳暮にお米を送る習慣があります。おそらく地域的にお米が十分に生産できなかったために、お米が高級品として扱われたためだと思います。また、弊社ではお中元やお歳暮の時期に合わせて、お米だけでなく雑穀の詰め合わせなども販売しています。 「国産健康十穀米」を食べて、「雑穀っていいな!」と思った方は、ぜひお中元やお歳暮に弊社の雑穀詰め合わせを活用していただきたいです。ちなみに、その他の自社商品では、国産の米粉を原料としたグルテンフリーの米っこめん、個人的におすすめです。


食物アレルギー対応食品専門店『かめさん商店』様より

会社のYouTube番組にも出演されていますが、今後のPRに関する計画を教えてください。

PR活動として、7月から9月にかけて今回受賞した2商品を対象としたキャンペーンを実施予定です。雑穀に興味はあるけど食べたことなかった方や、雑穀になれている方など、この機会に雑穀ごはんを始めていただけると嬉しいです。また、YouTubeやSNSを今後も活用していき、老若男女、沖縄の皆様の健康を支えていけるよう情報発信を続けてまいります。

公式YouTubeチャンネル   https://www.youtube.com/@user-jw4xm1kh9b

 

最後に、雑穀への想いとこれからの展望をお聞かせください。

雑穀の魅力は、なんと言っても手軽に栄養素が取れることにあると思います。食感や風味を楽しむ事ができ、何より美味しいので、栄養の面からも味覚の面からも雑穀米を推奨していきたいと思っています。先に挙げたYouTubeもそうですが、テレビや雑誌などのメディアを活用して、雑穀の普及に繋げたいですね。


ありがとうございました! 今回の殿堂入り認定をきっかけに、より多くの方に『国産健康十穀米』の美味しさと共に、雑穀の魅力が伝わることを願っています。インターネットでも販売されていますので、ぜひ試してみてください。

※ 受賞商品紹介ページ
3年連続金賞受賞により殿堂入り認定『国産健康十穀米』
2年連続金賞受賞『国産健康七穀玄米』

沖縄食糧株式会社
https://okishoku.co.jp/
通販サイト『でいごSHOP』
https://deigo-shop.stores.jp/